福祉の分野で、自分の信念を貫いて仕事を

大学在学中、講義のほか福祉施設へ実習に行った際、現場スタッフの方々への聞き取りの中で、利用者本位の介護を学びました。しかし、介護の担い手となる現場スタッフが体を壊してしまう現実を学生ながらに感じていました。
利用者本位の介護は当たり前ですが、介護を行う家族や現場スタッフの負担を軽減できる福祉用具を、専門的な知識を持って提案できる会社を希望しました。
同様のサービスを行う会社は多数ありますが、自分自身が宮城出身ということもあり、地元に根付いた企業を探し、また自社でオーダーメイド車いすの製作や福祉用具の開発を行っていることに強く関心を持ち、いつか自分が提案した福祉用具が在宅や施設の中で活用できることを夢に、当社へ入社しました。

現在、私は介護保険サービスの中の福祉用具貸与・販売に携わっていて、入社時に志した福祉用具の提案を行っています。１人の利用者の身体状況から、家族構成、家屋環境の違いなどから提案する福祉用具は変わってきますが、お客様やそのご家族から「今までできなかったことができた」「介護の負担が軽減された」などの声と、感謝の言葉をかけていただいたときが、自分自身の仕事のやりがいにつながっています。
お客様のニーズに応えることができたときに自分が一つ成長できたと感じ、そこで満足するのではなく、生活の中で次の困りごとができた際には、その都度、課題解決できるように努めています。
福祉機器メーカーでは日々、新たな福祉用具の開発を行っています。サービス関係者の皆さんに発信できるよう、初心を忘れることなく学びの姿勢を持ち続けるよう努めています。

これから就職活動されるみなさん、３年後、５年後、10年後の自分の姿を想像できますか。自分が成長できる仕事、楽しい仕事、家族との時間を大事にできる仕事、さまざまな夢や希望を持って就職活動に取り組んでいただきたいと思います。
当社は福祉関連企業ですが、その分野での仕事に興味があれば、自分の信念を貫いて仕事ができる環境です。