歴史の一部になる貴重な仕事が強み

熔解・造型

小川原 諒さん

入社年 2013年
岩手県奥州市出身

メッセージ

地域に根ざす仕事がしたくて心機一転

以前は自衛隊で働いていて、そこでもやりがいは感じていたのですが、私は子供のころからものづくりが好きで、地域に根ざす仕事がしたいと思い、心機一転地元に帰り、当社に就職しました。
近年では海外進出にも力を入れていて、そこに当社の将来性を感じました。

自分の作ったものを使っていただける喜び

南部鉄器は製作の技術や手順が複雑で、そこにやりがいがあります。自分の作ったものを使っていただける喜びを感じられるところも魅力です。
私は今、南部鉄瓶の蓋や鉄鍋を作っていますが、ただ作るのではなく、しっかり考え、相談し、試行錯誤を重ねて造型しないと良いものはできません。他の人たちと協力しながら結果を出すことが、ものづくりの会社では重要なことです。とても大変なことですが、苦労した分だけスキルは上がり、自分のためになります。そこに働きがいがあります。

力を合わせて実行する団結の心があります

当社の良いところは、自分のような若手社員の意見でもしっかりと聞き入れ、力を合わせて実行するところです。
南部鉄器にはほかのものづくりとは違った難しさがあり、製作に時間がかかります。それを一人で成し遂げるのは困難です。当社では、先輩や後輩に相談したり、時には社長にも協力を求めたりすることができます。その団結の心が当社の強みだと思います。
また、南部鉄器という伝統工芸に貢献し歴史の一部になる貴重な仕事ができるのも、当社の強みでありアピールポイントだと思います。

企業情報

業種

金属・鉄鋼・非鉄

事業分野

伝統技法を進化させ革新的な技術を開発し、伝統工芸の可能性を広げる南部鉄器の老舗です。
伝統的な鉄鍋等にとどまらず、現代のライフスタイルに合わせた商品開発に取り組んでいます。1999年に「タミさんのパン焼器」を発売し、有名通販雑誌やTVショッピングなどを通じて高い評価を得ました。
また、2002年には、岩手大学・八代仁教授の指導のもと、鉄瓶の防錆技法「金気止め」を応用した防錆効果の高い酸化皮膜形成技術を確立。酸化皮膜を施した「上等焼」技法による鍋やフライパンを商品化し、伝統的工芸品から新分野へ販路を拡大しています。
さらに、1965年頃からは海外の販路開拓にも取り組み、鉄瓶や急須を欧米や中国等に、鍋やフライパンを豪州等に輸出しています。

会社の強み

長い歴史に立脚した日本の伝統工芸を、その時代時代のライススタイルに合わせて変化させるという、ものづくりの多様性を持っていることが強みです。
国内の有名百貨店には何十年にもわたり取り扱っていただき、業界で信頼を得ています。
また、著名なシェフたちに選ばれる機能性とデザイン性を持つ商品群があり、自社でマーケティングからデザイン、型作り、製品化までの一貫したものづくりが可能です。
さらに、ファクトリーショップを併設し、直接販売と情報発信がダイレクトにできることも大きな強みで、家庭用品業界でブランド力をつけてきています。

会社概要

会社名 及源鋳造株式会社
所在地 〒023-0132 岩手県奥州市水沢羽田町字堀ノ内45
設立年 1947年(嘉永5年 創業)
代表者 代表取締役 及川 久仁子
資本金 9,000万円
従業員数 68名
電話番号 0197-24-2411
URL https://oigen.jp/
SNS
最終更新日:2023年9月22日

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